タンパク質複合体の反応中間体と特定状態のトラップの創薬研究への応用

こんにちは、masayaです。

先日、グループ内のLunch & Learnという勉強会のような場でポスドク時代の仕事に関連したCrosslinkerSortase A protein ligationを利用したタンパク質の特定の中間体もしくは特定のコンフォメーションをトラップする手法』についての話を創薬研究への応用を視野に入れつつ行ったので、せっかくなのでこちらでも簡単にシェアしてみようかと思いました。

個人的に不安定なタンパク質の中間体を捉えるというコンセプトはとても好きで、2016年に取り組んだ卓越研究員制度の研究計画でもこのアイデアを取り組んだくらいなので、今回は『反応中間体と特定状態のトラップの創薬研究への応用』についてシェアします。

“タンパク質複合体の反応中間体と特定状態のトラップの創薬研究への応用” の続きを読む

ポスドク・大学院での研究室変更の4つのメリットと2つのデメリット

こんにちは、masayaです。

大学院や博士課程修了後のポスドクで『研究室を変更をするのか、しないのか?』はちょっとした悩みだと思います。

私自身過去に①学部4年から修士課程、②博士課程からポスドクで2回研究室を変更した経験があります。

研究室の変更は個人的には良いことだと思いますが、それなりのデメリットもあるのでその辺りも考えて、『研究室変更のメリット・デメリット』についてまとめます。

“ポスドク・大学院での研究室変更の4つのメリットと2つのデメリット” の続きを読む

パフォーマンスを最大化する『研究マネージメント』(海外経験7年の考察)

こんにちは、masayaです。

以前の投稿“米国の速い環境に適応するために学んだ作業効率を向上させるための9+αの習慣”では、主に個人としてパフォーマンスを上げるために気をつけているポイントを中心に書きました。

もちろん個人としてそういった部分に気をつけるのも大切ですが、個人のパフォーマンスの上げ下げはボス・マネージャーの『マネージメント』による影響も強く受けます。

今回は色々なタイプのボスと一緒に海外で7年ほど働いてきた経験を基に、100%に近いパフォーマンスを発揮させてくれる環境を提供してくれる『研究マネージメント』についてまとめました。

“パフォーマンスを最大化する『研究マネージメント』(海外経験7年の考察)” の続きを読む

海外学振の採択率を少しだけ上げるための申請書の戦略的な書き方

こんにちは、masayaです。

海外へ研究留学する際に利用できるフェローシップ(奨学金)は色々ありますが、日本人にとって最も応募しやすく待遇も良いフェローシップの一つは間違いなく『海外学振(日本学術振興会海外特別研究員)だと思います。

自身の研究留学の際もポスドク期間中の最初の2年間をサポートしてもらい本当に助かりました。

しっかりと申請書が求めている内容を理解して、戦略的に申請書を書けば採択のチャンスが少しですが確実にアップするので、自身の申請書作成経験と数名の方の添削経験を基に『海外学振の採択率をちょっとだけ上げる戦略』についてまとめました。 “海外学振の採択率を少しだけ上げるための申請書の戦略的な書き方” の続きを読む

進路に迷っていた博士課程中に経験して良かった4つの事

こんにちは、masayaです。

博士課程在学中はアカデミアか企業へ進むのか?、そのためにはどういった準備をしたら良いのか?など人生の中でもストレスが多い時期の一つだと思います。

私自身は最終的には縁があって海外ポスドクという道を選択したわけですが、そこに至るまでの過程では研究に力を入れていた事はもちろんですが民間企業への就職活動もしたりと色々な可能性を模索していました。

そういった経緯から、博士課程在籍中に『経験して良かった事』『やっておけばよかった事』が幾つかあるので、今後進路に迷った方の参考になるかもと思ったのでまとめてみました。

“進路に迷っていた博士課程中に経験して良かった4つの事” の続きを読む

米国の速い環境に適応するために学んだ作業効率を向上させる9+αの習慣

こんにちは、masayaです。

仕事や実験などの作業効率が向上すれば、限られた時間でいつもよりも10%多い作業をこなしたり家に早く帰れたりと良いことしかありません。

アメリカへ留学直後はまだまだ日本時代のスタイルで仕事をしていましたが、英語うんぬんではなく全く作業の量・質ともに適応できていませんでした。

ポスドクトレーニング期間中は、否応なしにアメリカの速い環境への適応を迫られていました。この時に習慣化させた作業効率の向上のための習慣は、今でも仕事をする上でとても助けられていると実感しています。

今回は、そんなポスドク時代に習慣化させた『作業効率を向上させるための9の習慣』についてまとめてみました。

“米国の速い環境に適応するために学んだ作業効率を向上させる9+αの習慣” の続きを読む

3分以内に目的のファイルを探し出すためのデータ・ファイル整理の3つのポイント

こんにちは、masayaです。

ミーティング中に『◯◯について見せて欲しい』などと頼まれて急いでPC内から目的のファイルやデータを探し出さなければならなくなった経験はないですか?

普段からファイル・データ整理を怠っていると、こういった場合に目的のファイルを探すのに時間がかかり過ぎて、せっかくのミーティングタイムが無駄になってしまいます。また気の短い相手ならばイライラさせてしまうことでしょう。

ハードワークを効率的にこなすためにも、普段からファイル整理に関する自分なりのルールを作っておくと、急いでPC内から目的のファイル・データを探さなければならない時に困りませんし、最終的には『自分だけではなくチーム全体の作業効率も向上』します。

ポスドク時代は効率的にハードワークをする必要があったので、その時にボスから教え込まれた限られた時間で素早く目的のファイルやデータを見つけ出すための『ファイルデータ整理』に関して普段から気をつけている事に関してシェアさせて下さい。

“3分以内に目的のファイルを探し出すためのデータ・ファイル整理の3つのポイント” の続きを読む

研究者のグリーンカード(EB2 NIW)取得までの申請過程と所要時間

こんにちは、masayaです。

アメリカで仕事をするかもしれない、今アメリカでビザを取得して仕事をしているけどこのままアメリカで仕事を探すかもしれない。そういった状況でまず考え始めなければいけないのが『グリーンカード(永住権)の申請』です。

しかし実際のところ、アメリカでのグリーンカードの取得を考えている方や現在申請中の方が気にする2つのポイントが『申請過程』『所要時間』ではないでしょうか?

私自身は2016年12月からグリーンカードの申請 (EB2 NIW) を開始して、2019年春頃に完了する見込みです。今後アメリカでのグリーンカード申請を考えている方の参考になると思ったので、今回は自身の『アメリカでのEB2 NIWでのグリーンカード申請についての過程と所要時間』のついてまとめました。

“研究者のグリーンカード(EB2 NIW)取得までの申請過程と所要時間” の続きを読む

グローバル社会で生き残るためにプレゼンテーションに力を入れるべき3つの理由

こんにちは、masayaです。

プレゼンテーションは小さいものでは普段の仕事や研究室でのミーティングから、大きいものでは学会や会議での発表など様々な場面で行う必要がありますが、

プレゼンテーションはどれくらい大切な要素として考えていますか?

プレゼンテーションは、時に就職活動の面接や大きな予算の獲得など人生を左右しかねない場面にもプレゼンテーションは絡んでくるので、とても大事な要素・スキルだと私は考えています。

これまでの記事で、

と、4つの記事でプレゼンテーションに取り組む上でとても大切な事をまとめてきました。

今回は『どうしてこんなにプレゼンが大事にして欲しいのか?』について、3つの理由についてまとめていきます。

“グローバル社会で生き残るためにプレゼンテーションに力を入れるべき3つの理由” の続きを読む

Google Scholarの使い方、業績を管理する3つのメリットと1つのデメリット

こんにちは、masayaです。

研究活動に携わり論文が出ると嬉しいですが、業績の管理にはどのサービスを使っていますか?

研究業績を管理するためのwebサービスはScopus, Web of Science, Research mapなど多くのものがありますが、そんな数あるサービスの中で使い方が簡単でお勧めしたいのがGoogle Scholarというサービスです。

就職活動の応募で使うCV(履歴書の様なもの)にも、Google ScholarのURLを『詳しい業績リストはこちら』のように載せている方もいるのでとても簡単かつ便利に使えます。

今回はそんなGoogle Scholarで簡単に業績を管理する3つのメリット1つのデメリットについて紹介します。

“Google Scholarの使い方、業績を管理する3つのメリットと1つのデメリット” の続きを読む