ポスドクのトレーニングを通じて向上が期待されるスキルやメリット

こんにちは、masayaです。

博士課程修了後に就職して企業へ行くのか?それともポスドクとしてさらなる研究経験を積むのか?は非常に悩ましい問題だと思います。

日本ではポスドクというキャリアパスに対してややネガティブな印象を持っている方がいるかもしれませんが、海外ではポスドクというキャリアパスはアカデミアのポジションや企業の研究職を得るために重要なトレーニング期間として考えられています。

今回は日本と米国でポスドクをした経験を振り返ってみて『ポスドクを経験して伸びたかなと感じる、向上が期待されるスキル』についてまとめました。

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ポスドク・博士課程学生が海外の学会へ参加する4つのメリット

こんにちは、masayaです。

ポスドクをしてた頃は学会に行くよりも少しでも実験をしていたい、と考えて学会への参加は見送っていましたが、先日アメリカへ来て初めて国際学会へ参加して思っていたよりも良い経験が出来ました。

正直なところ『学会へ行かないで実験へ勤しむ』スタイルも賛成派なんですが、学会へ参加することで得られるメリットもやはりあるなと感じたので『ポスドク・博士課程の学生が海外の学会へ参加する意義(メリット)』について考えてみました。

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ポスドク・特任助教・助教の3つの職種の位置付け・職務内容・給料の違い

こんにちは、masayaです。

博士課程後やポスドク後の進路を考えるにあたり、アカデミアへ向かうのか企業へ向かうのか悩む人も多いと思います。

博士課程修了後で多いアカデミアの進路の選択肢はポスドク、特任助教、助教の3つが一般的だと考えられていますが、実際のところこの3つの職種の違いをよく知らなかったので、『ポスドク・特任助教・助教の違い』について調べた事についてまとめました。

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海外生活(研究留学)で出来るだけ早く知る・適応するべき5項目

こんにちは、masayaです。

以前の投稿、研究留学前に行っておきたい先を見据えた準備: 忘れ物チェックリストでは出国前の準備について紹介しました。準備を整えて現地に着いた後には、新しい環境や出会いなど楽しみなことが多いですが、新しい生活のセットアップなど大変なことも待っていると思います。

自分自身の海外(アメリカ)生活直後を振り返ってみてこういう部分はちゃんと済ませておけばスムーズなスタートが切れていたんじゃないかということを中心に、『海外生活を開始して出来るだけ早く知る・適応すべき5項目』についてまとめてみました。

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海外ポスドクの時に経験した日本・アメリカでの就職活動の倍率のまとめ

こんにちは、masayaです。

就職活動を始めるにあたり、その『倍率』ってどれくらいなのか気になる方もいると思います。どれくらいのポジションへ応募したらどれくらいの確率でインタビューへ呼ばれるのか、というのを漠然と知っていると選考がうまくいかない時の不安も少しは軽減できるんじゃないかと思います。

2016年に日本のアカデミアへの就職活動とアメリカの製薬企業への就職活動を経験したわけですが、最終的にどれくらいのポジションへ応募して、どれくらいの『倍率』で次の選考へ通ったのかについて総括してみました。 “海外ポスドクの時に経験した日本・アメリカでの就職活動の倍率のまとめ” の続きを読む

Google Scholarの使い方、業績を管理する3つのメリットと1つのデメリット

こんにちは、masayaです。

研究活動に携わり論文が出ると嬉しいですが、業績の管理にはどのサービスを使っていますか?

研究業績を管理するためのwebサービスはScopus, Web of Science, Research mapなど多くのものがありますが、そんな数あるサービスの中で使い方が簡単でお勧めしたいのがGoogle Scholarというサービスです。

就職活動の応募で使うCV(履歴書の様なもの)にも、Google ScholarのURLを『詳しい業績リストはこちら』のように載せている方もいるのでとても簡単かつ便利に使えます。

今回はそんなGoogle Scholarで簡単に業績を管理する3つのメリット1つのデメリットについて紹介します。

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日本人ポスドクが応募可能なフェローシップ・研究助成の網羅的リスト

こんにちはmasayaです。

ポスドクになると取っておきたいのが『フェローシップ・研究助成』ではないでしょうか?

フェローシップ・研究助成が獲得できると、ボスの研究費を節約で来たりCV (経歴)に書けたりと色々とメリットがあります。

フェローシップには国籍、滞在国、PhD取得年数など応募条件の違うものがいろいろありますが、調べられた範囲内で『日本人のポスドクが応募できるフェローシップ・研究助成』についてまとめました。

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海外でポスドクをして就職まで生き残って学んだ”No”と言う大切さ

こんにちは、masayaです。

博士課程修了後にポスドクをするキャリアパスは昔に比べると増えてきていると思いますが、ポスドクのトレーニングを積んで業績を出して就職までできるかどうかは不安に感じる方も多いと思います。

私も海外(米国)へ研究留学した直後は慣れない環境のストレスも相まって業績(論文)→就職の流れに至るかどうかポスドク年数を経るにつれ不安に感じた事がありました。

最終的には運よく業績を出して就職できたわけですが、どこがターニングポイントになったのか割と明確な部分がありました。誰かの参考になればと思ったので、業績を出せるか出せないかをほぼ決めたターニングポイント(ボスとの議論でNoと言った事)についてシェアしたいと思います。

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ポスドク、大学院の研究留学で後悔しないための研究室の選び方

こんにちは、masayaです。

居心地の良い場所を離れて、留学という大きなチャレンジをするのは不安ではないでしょうか?私は不安でした。言語面の不安もさることながら、ちゃんと論文を出せるのか、現地の生活へ適応できるのか、など不安と期待とドキドキでいっぱいでした。

また一度海外へ出ると戻ってこれなくなる可能性があることは何人かの方から指摘されていたので、しっかりと結果を残さなければという少なからずのプレッシャーもありました。今後のキャリアパスに大きな影響を与えるポスドクまたは大学院での研究留学の研究室選びを失敗したくないという気持ちはとてもよくわかります。

なので今日は少しでも迷っている方の役に立てればと思い、後々『後悔しないための研究室の選び方』についてまとめていきます。

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アカデミアと企業(製薬)での研究・生活の比較

こんにちは、masayaです。

私事ですが、先日アメリカの製薬業界に入ってから1年が経ちました。アカデミアで約5年間ポスドクをしていたので、マインドセットをインダストリー(企業)仕様に変えていくのに苦労した1年間だった気がします。いやまだ少し苦労しています。

アメリカのアカデミアでの研究の話は留学経験者の方から聞いたことがある人が多いと思います。しかしインダストリーでの仕事、特にアメリカの製薬企業の研究職ってどんな感じかあまり知られていないのではないでしょうか?

今日は1年間企業(製薬業界)の研究職として働いてみて、今のところ感じているアカデミアと企業(製薬)の研究・生活の比較をして、違いついてまとめてみます。

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