転職時に運を引き寄せるために実践しておきたい2つのこと

Luck
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こんにちは、masayaです。

大学院を変えたり、留学であったり、転職であったり何か新しいことに挑戦することはとても勇気がいることだと思います。そんなターニングポイントを迎えた時に”運”良く不思議な巡り合わせを感じたことがある方も多いのではないでしょうか?

今日は当サイトのタイトルにも入っている”運”(Luck)とターニングポイントの関連について考えてみます。

運についてのこの記事を書いていた矢先の先日成功を決めるのは「才能」ではなく「運」という記事を読んで、改めて自身のこれまでの2−3年ごとに訪れるターンングポイントでは運に救われていたと実感しました。

成功には自身の力もある程度影響するものの、運の果たす役割が非常に大きいことを示している。成功とは、個人の才能だけではない多くの要素によって決まるものなのだ。

運という漠然とした要素を、記述する事は難しいと思いますが、後から振り返ってみて結果的に運が良かったという時には、自分でも気づいていない何らかのポジティブなアクションが伴っていたのではないかと思います。

運が良いとは?

正しい時期に、正しい場所に居合すのは運の要素に左右されると思います。しかし、そのターニングポイントがきた時に成功に向かうのか、準備不足でスルーしてしまうのかは当人次第ではないでしょうか?

ターニングポイントで運良くチャンスが巡ってくるかは運に左右されるかもしれませんが、そのチャンスを掴むために準備をしておくことだけはできるのではないかと考えています。

以上のことと、自身の経験から以下の2つの事が運が良いという事の記述に近いのではないかと感じています。

  1. 自分の事を推してくれる人を味方につける(ネットワークの構築)
  2. ポジティブな選択をする、パッシブな選択をしない

これまでのターニングポイントにおいて、沢山の方のサポート(ネットワーク)と自分自身のポジティブな選択をしてきたことで、運良く今のところやりたい事にチャレンジし続けていられると思っています。

どこかでパッシブな選択をしていたら、ターニングポイントで助けてくれた人達のサポートはきっとなかったでしょう。

 

ターニングポイントで運が良かったこと

1. PhDコースで刺激を与えてくれる同期がいたこと

修士課程の時に周りに流されて内資製薬企業への就職活動をして1つ内定を頂いたのですが、アカデミアでの基礎研究をもっとやってみたいと思ったので、PhDコースへ進学しました。結果として、ラボの同期の友人の刺激を受けた事もあり研究留学を決めました。研究留学をPhD取得と同時に決めた同期の友人が近くにいたことが1つ目の幸運だったと思います。彼がいなかったら、研究留学を近いものとして意識することがなかった、もしくは遅れていたと今でも感じています。

また、このPhDコース在籍中にオートファジーの研究をしていた事で、日本のタンパク質分解分野の方々とのネットワークができましたし、大隅良典先生から研究留学に必要だった推薦状を書いていただきました。

2. 留学先のラボOB/OGの多くが製薬研究職へ進んでいたこと

研究留学先はHHMIの大きな研究室だったのですが、その卒業生(ポスドク)の多くがアメリカの製薬企業へ転職していたため、私がアメリカ製薬研究職を目指すと決めた時に相談に乗ってくれたり、推薦してくれたりしたのが2つ目の幸運だったと思います。

特に私とオーバーラップしていないラボの先輩達が製薬業界で高い評価を得ていた事で、XXX研出身者が高評価を得ていました。これは裏ネットワークだと信じています。

留学先のラボでも真摯に時にボスに反抗的にプロジェクトに取り組んだおかげで、ボスから内容の濃い推薦状を書いてもらう事ができました。

3. 201611月にPfizer@GrotonからJobが出たこと

卓越研究員の結果がひと段落して、アメリカ製薬研究職を目指したのが2016年9月でした。現職のポジションがポストされた11月までの2ヶ月の間に試行錯誤して“Cover LetterとResumeをブラッシュアップ”し、数回の“phone interviewを経験して”十分な準備ができた後に、Pfizer@Grotonから現職のポジションがポストされた事が3つ目の幸運でした。

仮にこのタイミングが少しでも早かったり遅かったら、今とは別のポジションについていたと確信しています。

また仮にどこかでパッシブな選択、例えば自分の本能に反してPhDコースに進学していなかったら、留学先でハードトレーニングに心が折られて途中でドロップアウトしていたら、卓越研究員の留年制度を利用して次年度の望みの薄い卓越研究員のポストに賭けていたら*、今こうして製薬業界でやりたい事にチャレンジしていることはなかったと思います。

*初年度の卓越研究員候補者は翌年の公募にも応募できた

また例えば、これまでの日米で携わったプロジェクトで信頼を損なう行為をしていたら、誰も助けてくれなかったでしょう。良い推薦状は書いてもらえなかったでしょう。

 

まとめ:運を引き寄せるために

ポジションなりチャンスを”運”良く掴むためには、周囲からのサポート(推薦状だったり)が絶対に不可欠だと感じます。目に見えるネットワークと目に見えない裏ネットワーク、どちらも大切です。

運を引き寄せるためには、

1. 今取り組んでいるプロジェクトに誠実に取り組み、周囲の信頼を得て将来自分の事を助けてくれる相手を増やす(ネットワークの構築)こと

2. 後で後悔しないためにも、出来る限りポジティブな選択をしていくこと

が大切だと思います。

個人的には今後もこのスタンスを変えずに、現ポジションで頑張っていこうと思っています。

 

今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました 🙂

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