アメリカ製薬研究職への転職活動 No. 1:下準備中に行った3つの事

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こんにちは、masayaです。

 

“前回はアメリカでの就活にはGood Luckが必要だと言いました”が、では実際にアメリカの製薬企業の研究職での採用を目指し、どういった下準備をしていったかについて振り返っていこうと思います。

タイムライン

2016年4月~8月 日本への就活期間
2016年8月下旬 日本への就活を辞める
2016年9月上旬 アメリカ製薬への転職を決断 今ここ
2016年9月〜1月 アメリカ就活期間
2017年1月下旬 Job offer頂く

 

以前Twitterで日本への就職活動を辞めた話についても興味があるとご意見を頂いたので、“卓越研究員の結果:アメリカで製薬研究職を目指したターニングポイント”でまとめましたので参考にしてください。

 

ではでは日本への就職活動を諦めたのち180度進路を転換してアメリカでの製薬研究職を目指すという方向性は固まったけれども、実際に動き出すとして何からすれば?というところからスタートしました。

こんな時助けてくれるのはネットワークです。ご存知の方も大勢いらっしゃると思いますが、アカデミアとインダストリー(企業)を問わずアメリカで職を得ていく上では人との繋がり、ネットワークは非常に重要です。

  • 誰があなたのことを知っているのか?
  • 誰があなたのことを推薦してくれるのか?

私自身の製薬業界へのネットワークは幸いなことに、ポスドク時代のラボを出て行った方の多くは製薬企業に行かれていたので、既にアメリカの製薬業界に飛び込んで活躍中の同じラボ出身の友人達に連絡して情報収集を開始しました。

 

情報収集:① Pfizerに行った友人のアメリカ人Sさん、② Biogenに行った友人のインド人Hさん

何回かのやり取りの中で親身に色々教えていただいた中で、以下の4つの点をアドバイスとしていただきました。

1番先に確認されたのは、ビザのステータス、グリーンカード取ったのか?でした。特に、Hさんはグリーンカードを取得したのちに転職した経験を持つことから、グリーンカードがいかに就活おいて重要かと教えていただきました。

2番目に、Cover LetterとResume書けるのか?でした。アメリカでの就職も初めてで、PhDも日本で取得していたため、製薬のJob huntに適した文章を書いたことがありませんでした。しかし、ありがたいことにSさんに添削してもらい、いい出来のCover LetterとResumeが書けました。

3番目に、パッションはあるのか?という質問を受けました。この辺りは日本就活に向けて、10年スパンの研究計画をグラント獲得のために書いていたので、”Drug Discovery”という自分の中の方向性はしっかりとしたものがありました。

最後に、2人とも口を揃えて”数を撃て”というありがたいアドバイスをいただきました。自分のマッチングと会社側のマッチングなんて、実際に出してみないとわからないので、とにかく出せるとことは出すということです。

出さなければ、次に行く可能性は0のままですから。

 

以上のアドバイスを参考にしながら、実際に私がとったJob huntingの方針は以下のようになります。

Job Hunting:実際の進め方は至ってシンプル

  1. GlassdoorやBiospaceといったJob postが集まるWeb、そして各製薬会社のCareerから自分にマッチするPostを探す
  2. Job descriptionと可能な限りマッチするように自分のCover LetterとResumeを編集してアプライする
  3. 同時並行でグリーンカード取得に向けた書類作り

特に、1のJob searchは時間との勝負といってもいいと思います。採用する側は、ある程度の期間(1週間など)に集まった応募者から誰と(多くて10人程度)Phone interviewするか決めていそうなので、JobがPostされてからはできるだけ早くアプライして、第1次スクリーニングに引っかかるようにしていました。

Note: 実際に今の職場のマネージャー達はそうしています

またグリーンカード取得が最も時間がかかるプロセスなので、ここに関しては急いで準備に取り掛かりました。

 

下準備の1ヶ月間(9月)に取り組んだこと

上述の感じで、9月に実際にやった事は以下の3つでした。

  • 今後も使い回せる魅力的なCover LetterとResumeの作成
  • グリーンカード取得に向け、まずJ1ビザのwaiver申請
  • 通常ラボワーク(やらないとボスの機嫌が悪くなるので)

お気づきかもしれませんが、実は9月の1ヶ月間は全くアプライはしませんでした。その代わり、大半の時間はCover LetterとResumeの最適化に充てました。今後再び大きな変更を施さないでいいように、一定のクオリティに仕上げることを目指していました。そして実際にPharma/Biotech企業のCareerのサイトをチェックしJobへアプライを始めたのは、10月入ってすぐ位からでした。

 

次回のNo2では、少し実践的な内容として、“Cover LetterとResumeの作成とJob search”について紹介していきます。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました 🙂

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