標的ベースと表現型スクリーニング (Phenotypic screening): 創薬研究の2つの流れ

こんにちはmasayaです。

以前の投稿製薬企業の研究職(基礎研究)の仕事内容で、製薬企業の研究者達がどういう仕事をして薬の候補(低分子化合物)をみつけるのかに触れました。

先の投稿でも触れているように、創薬研究では疾患の原因と考えられるタンパク質を標的としたスクリーニングで薬の候補(低分子化合物)を探す方法が主流でした。

しかし“Phenotypic Drug Discovery Makes a Comeback”で紹介されているように主流の標的ベースのスクリーニングとは別のもう一つの創薬研究のスクリーニングの流れ『Phenotypic Screening: 表現型スクリーニング』も最近注目を集めているので、今回はこの2つの創薬研究の流れとそれぞれのメリット・デメリットについて紹介します。

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製薬企業の研究職(基礎研究)の仕事内容

こんにちは、masayaです。

製薬企業の研究職には興味がある、しかし研究所では実際にどんな仕事をしているのかを知りたいという方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?

製薬企業の研究職の仕事内容は非常に多岐にわたり、なおかつ様々な専門を持った研究者がチームとしてプロジェクトに取り組んでいるので、一言で表すのはとても難しいです。

今回はそんな製薬企業での研究、特に私が深く関わっている基礎研究を中心にして製薬研究職の仕事内容について紹介します。

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英語メールが苦手だから覚えておきたい上達のためのポイント

こんにちはmasayaです。

海外の仕事相手、共同研究相手、研究留学中でのボスへのレポートなど英語でのメールを作成する時に頭を悩ますことはありませんか?

ポスドク期間中はほぼ毎日ボスとの英語でのeメール(以下、メール)のやりとりをしていて本当に大変でしたが、英語のメールの分かりやすい書き方に関する良いトレーニングになりました。またボスの共同研究先へ送るメールも非常に上手く書けていると感心していて、そこから学ぶことも多くありました。

英語を話すことが苦手だからこそ簡潔なメールを書くことで、会話で伝えきれない点もカバーできるので、英語での簡潔なメールの書き方や今でも気をつけているポイントについてまとめます。

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サリドマイドをはじめとした免疫調節薬 (IMiDs)の作用機序:タンパク質分解誘導薬

こんにちは、masayaです。

以前の投稿“タンパク質分解誘導役とは?これまでの薬と違う新しいタイプの薬”でタンパク質分解誘導薬(Protein Degrader, PROTAC)についての紹介をしましたが、是非もう一つ知っておいてほしいタンパク質の分解を誘導するタイプの薬があります。それは、日本語では『免疫調節薬』とも呼ばれているIMiDs (Immunomodulatory Imide Drugs)と呼ばれるグループの薬です。

1960年代に四肢の奇形起こすことで有名になったサリドマイドもこの免疫調節薬(IMiDs)の一種で、Celgeneから多発性骨髄腫の治療薬としての承認を受けています。今回は、サリドマイドをはじめとした免疫調節薬 (IMiDs)というグループの薬が他の薬とは全く異なる作用機序を持っている点、タンパク質分解誘導薬 (Protein degrader)との比較なども交えてまとめます。

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タンパク質分解誘導薬とは?これまでの薬と違う新しいタイプの薬

こんにちはmasayaです。

薬と一言で言っても、低分子薬、核酸医薬、抗体医薬など色々なタイプの薬がありますが、「タンパク質分解誘導薬」という薬のタイプを聞いたことはありますか?

日経バイオテクで少し紹介されていてたようですが、今大手企業もベンチャーも含めたアメリカをはじめ海外の製薬業界が熱心に開発を進めている、これまでの低分子薬とは薬の効く仕組みが全く異なるタイプの新薬が「タンパク質分解誘導薬」です。

今日はこの近い将来の創薬研究のトレンドになるかもしれない「タンパク質分解誘導薬」についてもっと知ってもらいたいと思ったので、研究に携わっていない方にも分かってもらえるように簡単にまとめます。

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アカデミアと企業(製薬)での研究・生活の比較

こんにちは、masayaです。

私事ですが、先日アメリカの製薬業界に入ってから1年が経ちました。アカデミアで約5年間ポスドクをしていたので、マインドセットをインダストリー(企業)仕様に変えていくのに苦労した1年間だった気がします。いやまだ少し苦労しています。

アメリカのアカデミアでの研究の話は留学経験者の方から聞いたことがある人が多いと思います。しかしインダストリーでの仕事、特にアメリカの製薬企業の研究職ってどんな感じかあまり知られていないのではないでしょうか?

今日は1年間企業(製薬業界)の研究職として働いてみて、今のところ感じているアカデミアと企業(製薬)の研究・生活の比較をして、違いついてまとめてみます。

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ネットワーク管理・英語学習などLinkedInを転職以外にも活用する3つのメリット

こんにちは、masayaです。

皆さんは『LinkedIn』上手く使っていますか?ビジネス用SNSという地位を得ていて、聞いたことがあるけど使っていないという方もいるのではないでしょうか?

LinkedInはアメリカではとてもポピュラーなツールで、アメリカの研究機関と製薬企業で出会った多くの方はLinkedInを使って『ネットワーキング (コネ作り)』しています。もちろん私もLinkedInをネットワークの管理やジョブインタビューの準備にも使っています。

日本では転職に使うイメージが強いのかもしれませんが、LinkedInを使えると色々と便利なメリットがあるので、今日はLinkedInを日常的に使っている経験からLinkedInを課金せずに主に『転職以外の用途で便利なメリットについて3つ』紹介します。

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転職時に運を引き寄せるために実践しておきたい2つのこと

こんにちは、masayaです。

大学院を変えたり、留学であったり、転職であったり何か新しいことに挑戦することはとても勇気がいることだと思います。そんなターニングポイントを迎えた時に”運”良く不思議な巡り合わせを感じたことがある方も多いのではないでしょうか?

今日は当サイトのタイトルにも入っている”運”(Luck)とターニングポイントの関連について考えてみます。

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アメリカで研究留学・転職するために知っておきたいビザの知識

こんにちは、masayaです。

アメリカで現地就職するために必要なことはご存知ですか?

以前の記事“アメリカ製薬研究職への就職活動シリーズのNo.0でで5点(ビザ、マッチング、自己分析、プレゼンテーション、運)まとめましたが、その中で最も重要な要素は間違いなくビザです。

アメリカで現地就職するのに必要なビザの種類を知っておけば、少しはアメリカでの就職のハードルも下がると思うので、今回はアメリカで現地就職するために知っておきたいビザの話をまとめていきます。

今仕事している場所が製薬業界(Pharma/Biotech)なので、他業種で異なる場合もあると思いますのでその場合は失礼します。 “アメリカで研究留学・転職するために知っておきたいビザの知識” の続きを読む

ポスドクを企業とアカデミアでするメリット・デメリット

こんにちは、masayaです。

不覚にも一昨年製薬業界へ就職活動を仕掛けるまで、企業でもポスドクを採用しているとは知りませんでした。

今回は企業ポスドクとアカデミアポスドクのメリットとデメリットについてまとめました。私見も込みです。

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